言葉
人は言葉を持ってしまったから
大切なことを伝えることが
一番大切なことを伝えることが
出来なくなってしまったね
貴方からの沈黙が
どれだけの想いを
伝えてくれているのか
私には
痛いほど
切ないほど
解ってしまうんだよ
貴方は
大切なことほど
口にしない
そう決めて
生きているから
自分に正直に
生きているから
薄っぺらな言葉は
信用していない
真実は胸の中に
秘めるものだと
知っているから
魂の結びつきが
深ければ深いほど
言葉なんて必要ないと
いつも
教えてくれるね
貴方からの言葉が
欲しくて
約束が欲しくて
私は求めるばかり
知りたくて
貴方に
貴方に
頼りたくて
いつも答えを
教えて欲しくて
答えなんて
ないよね
その在り方が
私たちのあり方が
もう既に
答えなんだから
ありがとう
生まれてきてくれて
私を探してくれて
ありがとう
受け取る
貴方はね
究極の受け取り下手
自分は受け取る資格などない
否
受け取り方を知らない
私も同じだったから
貴方を見てると良くわかる
受け取るって
本当に難しいよね
でもね
貴方はたくさん
たくさん
溢れる愛を
受け取っていい人なんだよ
貴方は
与えられるに
ふさわしい
素晴らしい男性なんだよ
私だけは
知ってるから
世界中の
全ての人が
貴方に背を向けたとしても
私の
貴方への愛は
宇宙規模だから
だから
私を信じて
たくさん愛してくれて
いいんだよ
私を愛することに
遠慮や心配はいらない
精一杯愛したつもりなのに
裏切られてばかりだったから
傷つくのが怖くて
受け取っても
返して、と言われそうで
多分、
怖くて怖くて
たまらないんだよね
でもね
私は
貴方の片割れ
永遠に
貴方を守る
貴方の魂だから
愛を一生
貴方に注ぎ込む
魂の片割れだから
究極の片想い
何度も
何度も
転生しながら、
やっと巡り会えた魂
こんなにも若い人を
こんなにも愛してしまうなんて
私が一番驚いている
不倫は常にNo
そんな人は信じられない
ありえない
身体は許さずとも
心だけでも不倫は不倫
相手の気持ちはどうであれ
私が想えば
全て不倫
そんな潔癖なまでの精神が
あっけなく
崩されて
貴方の海に溺れている
貴方に
めちゃくちゃにされたい
貴方だったら
何でも許せる
何も怖くない
でもね
決して貴方は
決して貴方は
境界線を踏み越えない
そんな簡単な恋ではないと
お互いに
魂が知っているから
私が口先だけの
愛だの恋が大嫌いだと
貴方の魂は
知っている
究極の愛を知れば
貴方さえも
幻と
形あるものは
必要なくなる
究極の片想い
永遠の片想い
マザーアース
私を失うことが
貴方にとって
どれほどなのか
私には
計り知れない
それは
喪失なんて言葉では足りない
恐怖のような強い想い
魂から湧き上がる強い想い
私は苦しい愛から
ただ、ただ逃れたいだけで
貴方から
貴方の視界から
姿を消したいだけなのに
貴方の想いは強烈で
私をまたこの沼に
引き戻す
貴方の魂の叫びに
いつも呼び戻される
たったひとりの
マザーアース
やっと見つけた
マザーアース
探し続けた
マザーアース
貴方はずっと
魂の孤独を抱えたまま
大人になってしまったね
これが自分の生き様と
年若くして
全てを知ってしまったね
愛に飢えてた？
という私の問に
そうかもしれません
とたったひとこと
どれほどの葛藤があっただろうか
貴方は
理性の鎧をいつも身にまとい
人には決して見つからないないように
固く、固く
自分を守ってきた
貴方の理性の鎧は
それはそれは強靭で
並の男ではありえないほどの
強靭で
そんな男が大好きな私で
究極の理想の相手が
目の前にいる
私にしか
脱がせられない
しかし
それは気の遠くなるような
薄紙を一枚、また一枚と
剥がしてゆくような
一生のワーク
おそらく私が
貴方より先に
この世を去るから
きっと最後の衣は
私がこの世を去る時
やっと
貴方本来の自分に戻って
余生を過ごして欲しいと思う
使命
遠い昔
貴方を奪われた
泣き叫ぶ私から
まだ産まれたばかりの
貴方を奪われた
海の藻屑になった貴方
心優しい漁師に助けられ
母さん僕だよ
と
素敵な青年になって
ある日突然現れてくれないかと
ずっとずっと
待ちわびてきた
待ちくたびれて
それでも運命は非情にも
私から
希望の光をひとつ
またひとつ奪ってゆく
私は死んだ
どれくらい眠っていただろう
貴方が私の中に宿っていた記憶は
全て消され
哀しみだけを携えて
私も貴方も
この世に生を受けた
あの日あの時
時間が止まった
貴方の時間が止まり
私の時間も止まった
素敵な青年になった貴方が
母さん僕だよ
と
時空を越えて
私の目の前に
素敵な
素敵な貴方
魂は知ってる
貴方を覚えてる
貴方は言葉を持たぬまま
海に葬られたから
言葉で愛を伝えることが
上手く出来ないね
私は愛を伝えられずに
貴方を奪われしまったから
今世で貴方に
愛を伝える使命があるの
貴方は
今世で私から
愛を受け取る使命があるの
はぐらかされても
ずっと
私は貴方に
溢れる愛を
精一杯伝えていこう
砂漠の泉
愛しなさい
とにかく自分が相手を愛しなさい
愛されたければ愛しなさい
その言葉を信じ
夫の
言葉の刃で傷つく度に
呪文のように
私の中で繰り返し
まだまだ足りない
私の愛が足りないのだと
カラカラの心から
ありもしない
幻の泉を探すが如く
途方に暮れる毎日を
送っていたというのに
貴方はいとも簡単に
愛は此処にあるよ
貴女の目の前にあるよ
と
私の中の泉を
枯れることなど永遠にない泉を
教えてくれた
滾滾と
湧き出す泉は
透き通り
とても清らかで
愛し方を知らなかった私に
愛という言葉など
大嫌いだった私に
貴方はいとも簡単に
教えてくれた
ありがとう
溢れる愛の泉で
生きとし生ける
全ての魂に
永遠に
愛を注いでいこう
旅路
幼いころから
知らぬ間に
自分自身にジャッジをかけ
そんな自分の選択が
一番正しいのだと
ずっと、自分を洗脳して
正しいか正しくないか
ただそれだけが
心の救いだと
思い込んでいた
世の中には
正しいけど正しくないことが
これほどまでに存在してるとも知らず
逆に
正しくないけど正しいことも
どれだけ存在しているか
優しい人、真面目な人、美人な人
ただの肩書き
そこに意味などない
私は私でいい
肩書きなんて必要ない
優しい人と言われたら
優しい人を一生演じ続けるのか
優しい人の心の闇を
荒れ狂う荒海を
知ってしまったら
多分
一生
優しい人などと呼べないだろう、
生きるということは
綺麗事では片付けられない
闇の世界を探る旅路なのかも知れない
